「セザンヌ主義」か「スザンヌ主義」か [美術鑑賞]
「セザンヌ主義」~父と呼ばれる画家への礼賛~
横浜美術館で開催中です。
http://www.ntv.co.jp/cezanne/index.html
一文字違いで「スザンヌ主義」と称して
あのスザンヌが一日館長をするイベントもあったらしい。
「バカじゃなくて画家なんです」と
スザンヌが描いた絵も展示したそうです。
http://www.ntv.co.jp/cezanne/blog/2008/12/post_3.html
セザンヌは印象派の画家たちに大きな影響を与えた画家です。
非常に研究熱心で
いろいろな表現方法にチャレンジしたそうです。
例えば静物画で、瓶と果物の絵だとすると
右側にある瓶は正面から見たように描き
左側にある果物を上から見たように描く。
一枚の絵に多方面からの視点を取り入れる方法です。
見る側は変な感じがするのでよく見ようとします。
そこには不安定な要素もありますが
画面の中では実にうまくまとまっているんですね。
とても印象に残ります。
この表現方法は
ピカソやブラックのキュビズムに発展したそうです。
私はキュビズムの絵の良さはいまいちよくわかりません
日本の画家、岸田劉生や安井曾太郎、佐伯祐三なども大変影響を受けたそうです。
「りんごとナプキン」
よく見ると
りんごの形がいろいろで
リズミカルで楽しい。
それでいて、りんごやナプキンの質感は素晴らしい。
「ウルビノ壷のある静物」
強い筆のタッチで
明るい色と暗い色が
効果的に使われて
光と影を感じます。
「青い衣装のセザンヌ夫人」
セザンヌは、夫人の肖像を20枚くらい残しているそうです。
自画像はもっと多いとか・・
人物画も、いろいろ試していたので
奥さんや自分だったら遠慮なくできるということらしいです。
真面目ないい人なんですかね
この夫人の肖像は
背景が真ん中で別れてインパクトがあり
人物は少し左に傾いて緊張感が出ています。
衣装はわざとかすれたような塗り方をして
とても印象的に見えます。
そういう風に見ていると
風景画も画家の試行錯誤や工夫が見えてくるようで
大変興味深くなってきます。
「オーヴェールの曲がり道」
カーブのふくらみが少しオーバーになっていて
曲がり道が印象的。
「曲がった木」
曲がった木は面白く印象的ですが
左の太い木がしっかり支えてます。
本物は、中央の建物が明るくて
全体にもっと陰影がありました。
「水の反映」
これも実物は水の透明感が出ていて
雰囲気を感じました。
一枚100円で買ったハガキなので
いたしかたありません
「葉を落としたジャス・ド・ブーファンの木々」
ビミョウに左に傾いた木々と右側の遠景が引き合って、絶妙なバランスをとってますよね。
空の色といい、葉を落とした木々の輝きといい
素敵な絵ですね~
セザンヌの絵を
こんなにじっくりと見たのは初めて。
思わずじ~っと見入ってしまいます。
とてもいい経験になりました
横浜美術館で開催中です。
http://www.ntv.co.jp/cezanne/index.html
一文字違いで「スザンヌ主義」と称して
あのスザンヌが一日館長をするイベントもあったらしい。
「バカじゃなくて画家なんです」と
スザンヌが描いた絵も展示したそうです。
http://www.ntv.co.jp/cezanne/blog/2008/12/post_3.html
セザンヌは印象派の画家たちに大きな影響を与えた画家です。
非常に研究熱心で
いろいろな表現方法にチャレンジしたそうです。
例えば静物画で、瓶と果物の絵だとすると
右側にある瓶は正面から見たように描き
左側にある果物を上から見たように描く。
一枚の絵に多方面からの視点を取り入れる方法です。
見る側は変な感じがするのでよく見ようとします。
そこには不安定な要素もありますが
画面の中では実にうまくまとまっているんですね。
とても印象に残ります。
この表現方法は
ピカソやブラックのキュビズムに発展したそうです。
私はキュビズムの絵の良さはいまいちよくわかりません
日本の画家、岸田劉生や安井曾太郎、佐伯祐三なども大変影響を受けたそうです。
「りんごとナプキン」
よく見ると
りんごの形がいろいろで
リズミカルで楽しい。
それでいて、りんごやナプキンの質感は素晴らしい。
「ウルビノ壷のある静物」
強い筆のタッチで
明るい色と暗い色が
効果的に使われて
光と影を感じます。
「青い衣装のセザンヌ夫人」
セザンヌは、夫人の肖像を20枚くらい残しているそうです。
自画像はもっと多いとか・・
人物画も、いろいろ試していたので
奥さんや自分だったら遠慮なくできるということらしいです。
真面目ないい人なんですかね
この夫人の肖像は
背景が真ん中で別れてインパクトがあり
人物は少し左に傾いて緊張感が出ています。
衣装はわざとかすれたような塗り方をして
とても印象的に見えます。
そういう風に見ていると
風景画も画家の試行錯誤や工夫が見えてくるようで
大変興味深くなってきます。
「オーヴェールの曲がり道」
カーブのふくらみが少しオーバーになっていて
曲がり道が印象的。
「曲がった木」
曲がった木は面白く印象的ですが
左の太い木がしっかり支えてます。
本物は、中央の建物が明るくて
全体にもっと陰影がありました。
「水の反映」
これも実物は水の透明感が出ていて
雰囲気を感じました。
一枚100円で買ったハガキなので
いたしかたありません
「葉を落としたジャス・ド・ブーファンの木々」
ビミョウに左に傾いた木々と右側の遠景が引き合って、絶妙なバランスをとってますよね。
空の色といい、葉を落とした木々の輝きといい
素敵な絵ですね~
セザンヌの絵を
こんなにじっくりと見たのは初めて。
思わずじ~っと見入ってしまいます。
とてもいい経験になりました
2009-01-20 00:25
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コメント(4)
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1月19日はセザンヌの誕生日だったようです。
偶然見たお昼の「みのもんた」で言ってました。
多視点のこととか、夫人の絵を実験的に毎年のように書いていたこと、長い間親に援助されていたこと、60歳を過ぎてから認められたという事などを言っていました。
作品は私の中では印象が薄いです。
「これは セザンヌです」 と言える絵が頭の中に無くて、今回のMIYAさんのUP、しかと覚えておきます・・?笑
by たて (2009-01-21 01:11)
セザンヌの絵といえば、白い布とりんごが描かれているものやサント・ヴィクトワール山のものが有名で、印象派の画家たちが影響を受けたことなど、おぼろげながら知っていたくらいでした。
でも、展覧会で詳しく解説してもらうと新しい発見があって楽しいです。
これだからやめられないってか(*^0^*)
by MIYA (2009-01-21 12:12)
スザンヌじゃなくてセザンヌ、私、柔らかな色使いが好きだなぁ
MIYAちゃん、いろんな絵描きさんの絵を紹介してくれて
ありがとう(^^)
by うじ (2009-01-21 21:20)
やっぱり名画には感動しますよね。
好みの絵は、見れば見るほど感心してしまい、飽きません。
今年もたくさん見ますよ~~ヽ(^▽^)丿
あんまり上手に紹介できないけど、「美術鑑賞」のカテゴリー作ったから、続けていくね(^^v
by MIYA (2009-01-21 22:10)