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バンコク☆母娘珍道中③王宮見学 [旅行]

BTSチットロム駅から王宮へ行くには、サイアム駅で乗り換えてサパーンタークシン駅に行き、そこからは船。バンコクにはチャオプラヤー川が蛇行しながら南北に流れていて、昔から船が移動手段だった。今も普通に路線バスのように利用されていたり、ホテルの送り迎えや対岸への渡し船などいろんな船が横行している。

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ター・サートーンで乗りター・ティアンで降りた。船のアナウンスはタイ語と英語。私はもともと英語の聞き取りが苦手な上、タイ人の英語はかなりタイなまりなので、さっぱりわからな~い。タイなまりのタイ人と日本なまりの娘が結構やりとりできていることが不思議だ。

王宮は21万8000㎡もあるらしい。歴代の王が増改築した壮麗な宮殿が立ち並ぶ。その中でも中心となるところがワット・プラケオ。
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ワット・プラケオは王宮内にある王宮専用の寺院で、本堂に翡翠で作られたエメラルド仏を祭ることから「エメラルド寺院」とも呼ばれる。もちろんエメラルド仏は見れないけど・・

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とにかく金ぴか! 細工がすごい! 手が込んでる! どれも大きい!

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半人半鳥像や半人半魚像があちこちにある。守り神的な存在。この半人半鳥像は、帰りにタクシーで空港に向かった時、高速道路の手前の分離帯に何体か並んで設置されていた。安全を祈ってくれているようで嬉しくなった。

そろそろお腹が空いてきたのでランチにしよう。昨日は昼食も夕食も機内食だったし、今朝は早かったのでコンビニでパンを買っておいた。まだタイらしいご飯を食べてない。娘の提案でガイヤーン(甘辛タレとスパイスで漬けた鶏の炭火焼き)を食べに行くことにした。

ガイドブックの地図で見ると少々遠いので、トゥクトゥクに乗ることにした。
タクシーとトゥクトゥク。
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ほとんどのタクシーはトヨタのカローラクラスの車両だ。走っている車は日本車ばかり。トゥクトゥクは3輪車のタクシー。他にバイクタクシーもある。

料金を交渉する。最初150バーツと言ってきたが100バーツでと言ったらあっさり納得した。が、そんなやりとりをしていると警察官がきて何やらタイ語で話している。どうやら違反切符を切られたらしい。

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何だか申し訳ないような気がしたけど、私たちのせいじゃないしね。

ドライバーに店の名前を言って地図を見せるが、何か分かったような分からないような・・ 走り出したので大丈夫かな~と思っていたら、知り合いを見つけて止まり、何か話している。するとその知り合いが英語で話しかけてきた。そっか、ドライバーのお兄さんはノーイングリッシュなんだね。その人に場所を説明してもらい、無事に店まで行ってもらった。歩くには遠いがトゥクトゥクだとすぐに着いた。

でもこれって、100バーツじゃ高いんじゃないの?? タクシーだって初乗り2kmで35バーツだよ?ぼられた?
あ~・・ 相場を確認しとくんだった。 違反切符の罰金代だなきっと・・

店の前では鶏を焼くいい匂いがしている。中に入ってメニューを見るがよくわからないので店員さんに聞きながら注文。
ガイヤーン。トムヤムクン。
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美味しそう!

海鮮サラダも頼んだ。
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美味しそう!

ガイヤーンはとっても美味でした。トムヤムクンは・・辛! 辛~~い! ワタシ ムリヨ~!
海鮮サラダ、これはまあまあ・・ちょっと野菜が・・
娘はこの辛い辛いトムヤムクンをうまいうまいと言って食していた。恐るべし…。 タイ料理屋でバイトしたことがあって、タイ料理が好きなんだとか・・。

食べ終わって一息ついていると、突然店内の電気が消えた。昼だから電気が消えても困るわけではないが、入口側にいた若い男性店員が、奥にいる数人の若い女性店員たちに笑いながら何か叫んでいる。たぶん、おーい、何やってんだよ~、早くブレーカーあげろよー、とかなんとか・・ 奥に歩いて行って、棒のようなものを使ってブレーカーを上げたようだが照明は消えたままだ。

すると奥の階段の上から声が聞こえたらしく、男性店員が2階に上がったがすぐに降りてきた。と思うと、ダダダっと年配の男性が走り下りてきた。見ると上半身裸で、肩から背中から黒い斑点だらけだ。見ると上の方からかすかに黒い煙が・・

か、火事??

ぼけっとしていると、もう一組いたお客さんが年配のおばちゃんで、ハヤクデタホウガイイヨ と日本語で声かけてくれた。慌てて外に出たが、代金を払ってない。店員たちも外に出て動揺しているので払わないで逃げることもできたが、そんなことをしたら後味が悪いではないか。店員の集団に ハウマッチ?と声をかけた。なにやら相談しているので、300何バーツだと思ったが安く見積もって300バーツ?と聞いてみた。そしたら、400バーツかな?みたいな感じで一人が言って、もう一人が、そうそう400バーツ!みたいにいうので100バーツ紙幣を4枚差し出したら、店長のような女性が100バーツ返してくれた。店長、良心的!

すぐに人が集まってきた。警官もいる。
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消防車も来た。
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窓から男性が2人。ペットボトルの水を下から投げてもらい頭と顔に水をかけていた。階段からはもう降りれない。窓から救出されるだろうからよかった。

あ~びっくりした! まさか、食事した店の2階が火事になるとは・・・でも、食べ終わったあとでよかったなぁ。

これからどうしよう。タイマネーがあまりないので両替したいんだけど・・ とりえず歩こう。

タイでは普通にお坊さんが歩いている。
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お坊さんは特別な存在です。さわっていけません。女性は隣に座ってはいけません。と、後日ガイドさんに聞いた。

何気なく歩いていたらカオサン通りに出た。
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カオサン通りは、昔は貧乏旅行者のメッカ、今は混沌たる無国籍街。バックパッカー向けの格安ゲストハウスやカフェがたくさんあり、普通のタイの街並みとは雰囲気が異なる。娘はここに来たいけど遠いからとあきらめていたようで、偶然にも来ることができて喜んでいた。

つぎはワット・ポー。アユタヤ時代の創建と伝わるバンコク最古の寺院だそうだ。タイには寝釈迦仏がたくさんあるそうだが、これは頭からつま先まで46m。大寝釈迦仏だ。
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寝釈迦仏とは悟りを開いた釈迦が涅槃(ねはん)に入る直前を表現したもので、目は半開き、肩ひじをついて頭をささえ、ゆったりと体を横たえている。いかにもリラックスしたその姿には、釈迦の悟りの境地と慈愛が感じられる。・・とガイドブックにあった。確かに、実に荘厳で穏やかな空気だ。ワット・プラケオよりもこちらの方が心に響いた。

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足の裏には108の絵が描かれている。仏教の宇宙観を表現したもので、人々に幸福をもたらすというそうである。私は108という数から煩悩を連想し、足の裏に描いた煩悩を踏んで歩いて封印するのかと思ってしまった。

対岸にワット・アルンがあるのだが、見に行く時間がなくなった。夕暮れのワット・アルン。
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ちなみに、ワットとは寺の意味。ワット・アルンの仏塔は高さ81mの大仏塔だ。夜はライトアップされて美しいらしい。

今日はよく歩いた。こんなに歩けた自分に驚いた。また船で戻り、サパーンタークシンからBTSに乗り、サラディーンで降りて念願のタイ式マッサージへ。娘も私も足がパンパンだ~  「サバーイ・タイ・マッサージ」というお店へ行く。北タイ式の施術メニューがある店だ。「トークセン」という、木槌で気脈をリズミカルに刺激していくマッサージで、凝りがよくほぐれるそうだ。タイ古式マッサージとトークセンのセットで2時間、700バーツ。私は関節リウマチで手も足も手術しているので、施術前にディス!ソフトリープリーズと言って、タイ古式マッサージの方はやさしく施術してもらった。

このマッサージのおかげで体が楽になり、最後まで旅行が楽しめた。タイマッサージ、最高!

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